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MTな輸入車に乗りたい! 今でも新車で買えるマニュアルの輸入車を紹介
輸入車パーツ買取 編集部
カテゴリ:お役立ち
もくじ
マニュアル車の魅力はやっぱり「シフト操作」
マニュアル車の魅力といったら、なんといっても「自分で自在に操るシフト操作」でしょう。
様々な道路の状況に合わせ、クラッチを踏み最適なギアに合わせる。3つのペダルによる操作が、退屈な運転を変えてくれます。
かくいう私も、普段はオートマチック車ですが、たまに運転するマニュアル車は楽しくて仕方がありません!
激しい運転ではなく日常的なドライブでも、マニュアル車は十分に楽しめます。
日本車だけじゃない! MTな輸入車は減りつつある?
日本でマニュアル車を選ぶ人は一昔前からかなり少なかったですが、それでもMT仕様は一定数用意されていました。
しかし、日本企業を代表するトヨタで販売台数の多いカローラでさえ、現行型ではMT仕様が全滅してしまっているのです。
「オートマ車ばかり」の日本とは違い、欧州、とくにイタリアやフランスでは、かつてマニュアル車が多く走っていました。しかし近年では減少傾向にあり、オートマチック車も選ばれるようになりました。
ATの性能や信頼性の向上が、選ばれるようになった理由のひとつでしょう。
このような背景もあり、現在、MT仕様の輸入車は、かなり減ってきています。
特に正規輸入となると、「オートマ車ばかり」の日本ということもあり、手で数えられるほどしかありません。
今後MT仕様の輸入車を手に入れるには、「並行輸入」するしかなくなってしまうかもしれませんね……。
ハイパワーであるほどAT化の流れが強い
マニュアル車、というとスポーツカーやスーパーカーといった速く走れる車をイメージするかもしれませんが、実際は異なります。
近年では、強力なエンジンをもつハイパワーな車ほど、オートマチック車であることが多いのです。
理由としては、ハイパワー過ぎて、人間が対応できないこと。そして、人間のシフト操作より、コンピューターが行うシフト操作の方が、速く走れることが主な原因です。
「速く走る」ことだけこだわるのであれば、クラッチペダルのあるマニュアル車より、ボタンやレバーを動かすだけでシフトチェンジできる車の方が有利です。
しかし、マニュアル車は「自分で操ること」に楽しさがあります。そのため、意外にも、ベーシックな車にMT仕様が用意されていることが多いのです。
日本車も、代表的なコンパクトカー3つ(トヨタ ヤリス、マツダ MAZDA2、スズキ スイフト)にMT仕様があります。
おすすめのMTな輸入車
ここでは、日本で正規輸入車として買うことができる、おすすめのMTな輸入車を紹介します。
ベーシックな車からハイパフォーマンスな車まで、それぞれ1つずつ解説していきます!
ルノー トゥインゴ
ルノーのコンパクトカーである「トゥインゴ」は、MTモデルがあります。
MTモデルは1.0Lの自然吸気エンジンを搭載しており、お世辞にもパワフルなエンジンとは言いがたいものです。
65馬力ですから、日本車でいうターボ付き軽自動車と大差ありません。むしろ重量を考えれば軽自動車の方が加速性能は高いです。
しかし、非力なエンジンにこそ、マニュアル車の楽しみ方があります。
パワーのないエンジンで力強く加速するには、それぞれのギアをいっぱいまで使って加速する必要があります。「パワーを使い切る楽しさ」もひとつのあり方です。
ポルシェと同じRRレイアウト(リアエンジンで後輪駆動)だったり、MT仕様なのにタコメーターがなかったりというのもマニアックさがあります。
ルノーといえばかわいいミニバンのカングーもあります。モデルチェンジ前はMTモデルがありましたが、現行モデルの正規輸入車には用意されていません。日本ではMTモデルもそこそこ人気がありましたし、今後上陸する可能性もありますね!
アバルト F595
アバルト F595はフィアット 500のチューンドモデルです。
フィアット 500にはとても有名なMTモデルがあったのですが、MTモデルに搭載されていたエンジンの生産終了により、クラッチペダルのあるマニュアル車は消滅してしまいました。
アバルト F595は、4気筒の1.4Lターボ付きエンジンを搭載。最大165馬力であのコンパクトなフィアットを動かすのですから、ホットな走りが容易に想像できますね。
レコードモンツァというマフラーを標準で装備。これが特殊な排気システムで、音だけで「あっ、アバルトだ」と分かる特徴的なサウンドを放ちます。アバルト F595の公式ページから試聴できるので、ぜひ聴いてみてください。
ルノー メガーヌR.S.
再びルノーの車の紹介です。どうしてもMTが残っている車を紹介すると、イタリア・フランス車に集中してしまいますね……。
メガーヌR.S.は、いわゆるFFレイアウト(フロントエンジン前輪駆動)のホットハッチで、日本車で例えるとホンダ シビック タイプRのような車です。
そのシビック タイプRとメガーヌR.S.は、言わばライバルのようなもので、ドイツのサーキット「ニュルブルクリンク」で”FF車最速“の称号を賭けて競い合う存在です。
ニュルブルクリンクは、普通のサーキットとは違う、激しいアップダウンやコーナーが容赦なく続く過酷なコースです。メガーヌR.S.は、どんな道路でも走り抜けられる、最強格のFFハッチバックといえるでしょう。
BMW M2 クーペ
最後に紹介するのは、BMWのスポーツクーペである、M2 クーペです。
かつてはもっとベーシックなBMWにもMT仕様のモデルがあったのですが、ここ数年間ですっかりなくなってしまいました。しかし、このM2のようなスポーツクーペにMT仕様を(まだ)残しているのは、流石といったところです。
BMWの伝統であるFRレイアウト(フロントエンジン後輪駆動)で純ガソリン車。6気筒エンジンの最高出力は460馬力。ここまでハイパワーのエンジンになってくると、日本の道路では持て余してしまいそうですね。
M2はMシリーズの中でもエントリーモデルに位置するとはいえ、なかなかパッと手を出せる価格ではありません。が、MT廃止の流れが強い今、「これが最後なのかもしれない」と考えると……。
まとめ:MT車が絶滅する前に、一度は体感したい!
以上、おすすめMTな輸入車の紹介でした。
もはや「純粋なガソリン車」でさえ減少傾向にある今、マニュアル車は貴重な存在になっていくことは、間違いないでしょう。
コンピューターによる制御の方が合理的なのであれば、敢えてマニュアル車を選ぶ人がいないのも仕方ないように思えます。
しかし、そんな「合理的ではない」マニュアル車には、車を自由自在に操る楽しみがあります。
トヨタはEV車でも擬似的にMTの操作ができる仕組みを開発中……とのことですが、本来EV車には不要なものですよね。
今のマニュアル車は、「合理的ではないけど、無駄でもない」という稀有な立ち位置にいるのかもしれません。
みなさんはマニュアル車、乗ってみたくなりましたか?
私は「面白いマニュアル車に乗る」を、やりたいことリストに入れようと思います!
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