BLOG輸入車ブログ

人々を魅了して止まない輸入車~その歴史と魅力に触れる

輸入車パーツ買取 編集部
カテゴリ:特集

輸入車とは

輸入車とは、ずばり外国から輸入した車両のこと。外国の車という意味を略して外車とも言います。
本記事では、輸入自動車として「輸入車」と記述します。

さて輸入車といえば、左ハンドルでエキゾチックな魅力を持ち、そこに魅了される多くの人々…という印象があります。
ではなぜ、輸入車と言えば左ハンドルなのでしょうか?

輸入車のハンドルの位置は左?

道路交通法により、日本で自動車は左側通行をする決まりがあります。左側通行の由来は江戸時代にもさかのぼると説がありますが、それはまた別の機会に…
運転の操作性・安全性を考えたときに、運転席の位置はそれぞれ道路の内側にくるようになっています。よって、左側通行の日本の国産車は右ハンドル。しかし海外の多くは右側通行、左ハンドルなのです。

戦前、日本国内工場で生産された自動車は、フォードやゼネラルモーターズも右ハンドル仕様車でした。しかし戦後大量に持ち込まれたアメリカ車の左ハンドルに強い魅力を感じ、「輸入車と言えば左ハンドル」というイメージが定着したのでしょう。
当時1950年代より70年の歴史を経て、外国で製造されたものをそのままハンドルの位置まで変えずに輸入することが、輸入車として完成されているという想いが受け継がれてきたように感じます。

現在は取引されている輸入車全体の80%以上が右ハンドル車となっている(日本自動車輸入組合(JAIA)の統計調査による)という報告もあるほどです。
一方で、左ハンドル仕様のものだけ輸入されている車両や、右ハンドル仕様のものが製造されているが日本では取り扱わないという車両もあるので、輸入車のハンドルの位置について断言することは難しいでしょう…。

輸入車の魅力3点

次は、輸入車の魅力について考えていきます。日本人に限らず、日常とは違ったエキゾチックな雰囲気には魅力を感じやすいですね。しかしそれだけでなく、輸入車の魅力は以下の3点が挙げられます。

輸入車の魅力
デザインの魅力

個性的で華やかなデザインやフォルムは、見ているだけで引き込まれます。またカスタムしたときの調和がより一層感じられるのも魅力の一つです。

ブランドの価値

輸入車ブランドの歴史は長く、創業140年近い会社もあります。その歴史とブランド力から、一度は乗ってみたい憧れを持つ人も少なくありません。

性能・安全性

耐久性に優れ、安全装備の充実した車が多くあります。また、横滑り防止装置のついているものが多いのも特徴です。

輸入車と日本の歴史年表

【 1.輸入車とは 】では、輸入車のイメージとその魅力についてお話しいたしました。
では輸入車自体は、日本の歴史の中でどのように関わってきたのでしょうか。大きく年表にまとめてみました。

1898年(明治31年)日本初の輸入車が登場?以降、海外より輸入車の取引が始まる。
1912年(大正元年)T型フォードが日本初の初のタクシー事業で使用される。
1923年(大正12年)関東大震災により路面電車が使えなくなったことをきっかけに、フォードとゼネラルモーターズが日本市場の開拓に乗り出す。
1945年(昭和20年)戦後GHQ関係者により、大量の輸入車が持ち込まれる。
1950年~(昭和25年)欧州車が日本のメーカーが欧州車を組立てるノックダウン生産される時代。乗用車の多くはタクシーやハイヤーだった。
1965年(昭和40年)日本自動車輸入組合(JAIA)が設立。日本で自動車の輸入が自由化される。
1973年(昭和48年)オイルショックにより、アメリカ車の人気ダウン(理由:燃費が悪いため)。同時期には「スーパーカーブーム」も起こる。代表車はランボルギーニ・カウンタック。
1980年~(昭和55年)バブル景気により、輸入車が富裕層以外の層にも広がる。年間販売台数が5年間で約5万台→約22万台へと急増。
1991年(平成3年)バブル崩壊の影響を受け、輸入車販売の減少が始まる。
1996年(平成8年)円高により、輸入車販売台数は史上最高を記録。
1997年~(平成9年)日本メーカー海外生産車の輸入中止など、様々な要因から輸入車の長期低迷
2013年(平成25年)前年までの円高の影響とアベノミクス効果で外車販売台数が回復

なんと輸入車の日本初輸入は1898年(明治31年)!およそ120年前となります。
それから長い歴史の中で、国産車が主流になるよりもずっと前から、日本の自動車事業の中に輸入車は根付いているのがわかりますね。

まとめ

いかがでしたか?年表の最後は「外車販売台数が回復」となっておりますが、多輸入車の魅力に触れ、多くの方がご自身の愛車として乗っていることと思います。
さらにカスタムなど行うと、より一層の愛着も増してきますよね!別の機会に、輸入車のカスタムについてもお話しします。

輸入車・外車のタイヤ・ホイール・パーツの買取をご検討の方は、お気軽にご相談ください

都合のいい時間に査定額を聞く

WEBから査定申込する